【丸栄タオル株式会社様】日常に当たり前にあるものにこそ、上質さを。 「上質な白」に込められた、ものづくりの理とは。

八代目儀兵衛当主・橋本隆志がお話を聞いたのは、1958年創業し、「今治浴巾」の名で知られる、丸栄タオルの代表取締役・村上誠司氏。タオル一筋、命がけでものづくりを行ってきた村上氏から「今治浴巾」の品質やこだわり、ものづくりへの想いと、今回のコラボギフト「はじまりの 白」へのこだわりを語っていただきました。

  • 投稿日:2019年10月30日
  • カテゴリー:企業コラボ

①儀兵衛が目利きした、今治浴巾

丁寧に作られている想いが、品物から伝わってくる。

そういうところにひかれました。

---------------橋本隆志

 

 

橋本:我々の生活に欠かせない「お米」。あまりにも身近にあるものだからこそ、新たな価値を提供できればと「お米ギフト」を展開してきました。そしてこの度、日常を「特別な体験」に変えることのできる「ほんまもん」とのコラボギフトをつくりたいと選び抜いた結果、辿り着いたのが「今治浴巾」さんだったんです。

村上:嬉しいです。歯を食いしばって、命を懸けてやっていますから。本当にありがたいです。一所懸命、無我夢中でやっていたら、いつの間にかここまで来ていて。それをまた、見てくれていた方がいらっしゃったのだということが凄く嬉しい。

 

 

橋本:タオルというのは、綿から糸をつくり、その織り方によっても変わってきますよね。そういった普通には見えないところにやはり手が入っている、すごく丁寧に作られているという想いが伝わってくる。我々のお米も同じ。見えないところにまでこだわり、磨き上げた上質なもの同士を組み合わせることで、よりお客様に喜んでいただけるのではないかと考えています。

村上:でも実はね、タオルの質を実感していただけるのは、3か月とか半年経ったときなんです。

橋本:どういうことですか?

村上:もちろん店頭で触って選ぶときに、柔らかさやボリューム感など違いは感じてもらえます。でも、強く実感するのは、「随分長く使っているけれど、これはいつまでもいいわね」という時。そこで、初めて気が付いていただけるものなのです。

 

 

村上:うちの銀座店は開店してから12年ですが、絶対にウィンドウショッピングをしないようなところにあって、知っている人でなければ来ないような場所なのですよ(笑)。でもそこに、「使って良かったから」と、お客様がお友達を連れて来てくれるのですよ。口コミだけで、だんだんと右肩上がりになっていったのです。

 

②今治浴巾の、ものづくり

誰にも真似できないものづくり。

世界中でこれは自分たちにしか作れない、というものを。

---------------村上誠司

 

 

橋本:今回のギフトに選ばせていただいたタオルについて、お聞かせください。

村上:誰にも真似できないもの、世界中でこれはうちしか作れないといっても過言ではない。今回お選びいただいたタオルは、まさにそういった商品です。

 

 

村上:「Muku」には、細く白い糸が特長的な超長綿の中でも、最高級のものを使用しています。スーピマコットンは、アメリカの最高峰のブランドです。コットンボール1本1本の細かい繊維が、とにかく白くて長いのですよ。その糸の風合いをさらに引き立てる作りにしています。今治といえども、一般的に商社が市販しているものでは、絶対に作れない。そのような素材面からも技術面からも、弊社にしか出来ないものであると思っております。

 

 

「Pure」と「Haku」に使用しているタオルは、一流のプレミアムホテルで使用される品質のものです。厳選された素材を、紡績の工程でコーミングして(櫛で綿をといて)、短繊維は全部そぎ落とすのですよ。ボリューム感のある仕様にしていますが、使っても使ってもけば落ちが少なくて、長持ちする商品ですね。

 

 

橋本:どちらも高品質な素材と高い技術力で作りこまれた品ですね。

村上:「スーピマコットン」と「プレミアムホテル」シリーズは、弊社の中でも最高峰かつファンの多い商品です。御社の最高級のブレンド米と一緒にお届けできることで、より一層特別感を感じてもらえ、喜んでいただけるのではないかと思っております。

 

 

橋本:今回、大切にしたかったのは他とは違う「特別感」。特別な体験ができる上質さをお届けすることで、身近なタオルやお米の可能性であったり、深さや文化を知ってもらうことができると考えています。自分たちにしかつくれないものづくりを志したきっかけなどあるのでしょうか?

村上:「今治タオル」のブランディングに佐藤可士和さんが「白」を打ち出していこう、と提案したときですかね。実は、職人や専門家にとって、タオルの「白」は一番安くできるもので、どう差別化するのかと動揺したものです。

橋本:職人にとったら、色や柄が腕の見せ所なわけですね(笑)。

村上:そこで私が注目したのは、良い糸、良い原綿にこだわること。やはり素材感であったり、中身が重要なんだと気づきました。

 

 

村上:他社と全く逆の発想をして、「うちはどこにもない高いタオルができますよ」と。高い値段にはちゃんと理由があって、というね。とびきり質のよいもの、どこにも真似できないものを作ろうと思って、色々なプレミアム糸を選び、使いました。

橋本:素材にこだわったんですね。

村上:20年前、いや10年前でも、こんな相場の5倍の値がするような糸を買うばかな会社はない!と言われました。ここに1人いたわけですけれどもね(笑)ですが、とある機会でうちの「スーピマコットン」が採用され、瞬間で30万枚売れた。20年間温め、ようやく花火が上がったという。あの時に一生懸命やってきたことが、無駄じゃなかったと。どこかで誰かが見てくれているのだなという。

 

 

橋本:なるほど。お米も、価格競争や産地銘柄だけでの評価になりがちで。僕らはその評価軸とは別のところで、よそにはないものを、と目利き・精米・ブレンドの技術を磨き上げてきました。村上社長のところでは、製品を織る時の工場の温度と湿度管理、それからクリーンネスなど、徹底的に管理されていますよね。

村上:はい。素材はもちろん、その素材の良さを引き出す織り方や、製品を質のよい状態で安定的に製造することを強く意識しています。

橋本:僕らも、お米を保管する温度帯はもちろん、精米時の熱にも気を配っています。精米というのは、お米の摩擦同士で玄米の皮をむいて精白米とするのですが、摩擦で熱が上がりすぎるとお米本来の味が消えてしまうのですよ。そうして丁寧に精米したお米を、目指す味わいに向けブレンドをする。このブレンドこそが、八代目儀兵衛だからできる唯一無二の技術なんです。

村上:オンリーワンを目指すこと。とても似ているなと感じます。

③タオル×お米「はじまりの 白」

ご縁を結ぶタオルと、感謝を表すお米。

かけあわせることで生まれる新たな可能性。

 

 

橋本:古くから縁や絆の象徴であった「糸」が何本も織り込まれてできたタオルは、人とのご縁を結ぶものとして使われてきました。お米は、豊作や子孫繁栄とともに神様や相手への感謝を示すものとして。縁起物でもあるタオルとお米、品質が高いということの証明である「白」というところに人生の真っ白なスタートラインをかけまして、「はじまりの 白」が生まれました。実際、お品を見ていただき、いかがですか?

村上:門出にふさわしい無垢な白というところと、白いタオルと白いお米をかけ合わせて幸せにみたいなコンセプトが非常にしっかりとしていると思いますし、良いと思います。

橋本:ありがとうございます。

村上:これから始まる、という感じですよね。

 

 

橋本:本当にね。より自分達の商品を、強いものをね、両方とも押し出している商品だと思うので、使っていただいた方全員が100%ご満足いただけるものになるのかなという気がしますし。こういう商品をより多くの人に知っていただいて、ひいては、「門出の日の贈りものには、タオルとお米でしょ」みたいな文化が生まれていければいいなと思いますね。本日はありがとうございました。

村上:こちらこそ、ありがとうございました。お選びいただき、本当に嬉しいです。自分が信じたものづくりをしてきてよかったな、と。ありがとうございました。